ブランディングの役割として、外部に向けたエクスターナルブランディングと内部に向けたインターナルブランディングがあります。
社内に向けたインターナルブランディングは、販促物やサービスなど目に触れたり体感できるものと違い、理念や指針、ビジョンに関わる社内統制や方向性の共有など内部的な要素が非常に強い活動となります。
そのため、非常にエネルギーと時間のかかる活動となります。
しかし、この活動はブランディングをする上で重要なものとなります。
何故ならプロモーション/販促など、新規、見込み客の獲得を目指したエクスターナルブランディングを行い、いざ自社が求めた見込み客が来店および受注を達した時に、必ず何らかのサービス(ブランド体験)を体験します。
その際に社員、アルバイト、パートタイマーなどスタッフ全てのサービスを体験し、そのクオリティにより、今後のエクスターナルブランディングの効果が向上するかまたは半減にするかが明確に分かれます。
大切なのは、外部に向けたブランディング活動の前に社内に向けたブランディング(理念、指針、ビジョン)の統一、共有、実行が大切です。
私個人依頼案件で、インターナルブランディングの大切さを啓蒙してから、土壌を作りその後現場の方とディスカッションをしサービス、アイデア、ブランド体験を皆で一貫して繋がるように考えます。
時には経営陣のトップダウンの指示も大切となりますが、来店/受注などユーザーと関わるの局面が多い現場からブランド体験をしっかり設計また体現させ満足度の精度を高めることが、結果的にエクスターナルブランディングの求める効果に直結しやすいと思います。
まとめとして、外部に向けた訴求だけではダメという事です。内部への啓蒙が大切という事です。
内部、外部に対して、ブランドアイデンティティをはっきりさせて取り組み、ターゲットに共感と理解を得ることが大切と思います。
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